
仕事の後「ダライ・ラマ14世」を観てきました。
チベットと中国に関するこれまでの来歴も絡め
ダライ・ラマの人物像や国民を描いた内容。
亡命政権下で暮らす子供たちは
明確に将来への展望を持ち
幸せや平和について刷り込まれただけではない
個々の言葉で考えを述べる。
それに対して日本人は(自分も含め)
芯になるべき思想が曖昧で
発言にもそのグラつきが垣間見えます。
執着と慈悲は似た感情だけれど
限定されたものにだけ固執する「執着」に対して
全ての物事に向けられる感情が「慈悲」だというのを聞いて納得する反面、
自分の居る世界とのどうにもならない落差に
やるせないという想いも。
沢山の人に観てもらいたいけれど
もう間もなく終了するようです。
その後、どうにもならない世界に戻り
泣きながら(?)美味しいお酒と食事をいただきました…。
ともあれ今後、少し仏教関連の本を読んでみようかなと思います!